『変わる教育』~まだ知られていない、ためになる進路選び~

 2003年の緑の日に県産材を活用した家作り運動から始まったGREEN DAY運動は、流域の水と暮らしを考える環境保全活動に展開し、2010年から持続可能な流域社会の発展に資する人材育成活動になりました。そして、2015年6月に法人化し「一般社団法人高梁川流域学校」として、倉敷市がまとめる流域自治体の連携中枢都市圏事業に認定され、流域の自然、歴史文化、産業などを地域教育の教材として、学校教育を補完する地域教育に取り組んでいます。

 実は今、教育が変わろうとしています。地域での学び、さまざまな体験により感性を磨くことなど、多様な学びの場が必要とされています。そして、地域連携や特徴あるカリキュラムで、これからを生きる子どもにとって必要な学びを取り組む高校、大学へと舵を切りつつあります。

 今回の高梁川流域ミーティングでは、「変わる教育」をテーマに午前の部では、学校教育・地域教育に携わる方を対象に、文化庁次長の合田氏に基調講演と、教育現場の現状を大学・高校・教育委員会それぞれの立場で対談していただきます。また、会場に参加された学校関係者の方にも取り組みの様子など伺います。 

 午後の部では、「まだ知られていない、ためになる進路選び」と題し、一般の方(子育て中の方・おじいちゃんおばあちゃん、中高生など)対象に「子どもたちの将来に必要な教育と学校」をテーマに津村氏の講演をしていただきます。そして、3人の若者による「多様な価値観で生きる若者の体験談」を通して、会場に参加された方々と、これから『何を選択し、どう生きるか』を一緒に考え、ディスカッションしたいと思います。

■日時

午前の部 2023年5月13日(土)10:00~12:00(09:30受付開始)

午後の部 2023年5月13日(土)13:00~15:30(12:30受付開始)

 

■場所

倉敷市民会館 1階 展示室(倉敷市本町17-1)

*アクセス https://arsk.jp/shimin/access/

 

■定員

各60名(Zoomの場合は制限なし)

 

■参加形式

会場参加とオンライン参加のハイブッド(会場:倉敷市民会館 1階 展示室/オンライン・Zoom使用)

※お申込みいただいた方に参加用のURL、ID/パスコードをお知らせします。

 

■参加費

無料
※視聴にかかる通信費は自己負担となります。

 

■講師
【午前の部】
・基調講演 「変わる教育現場」
合田 哲雄 氏(文化庁 次長)※オンライン

・対談 「教育現場の今」
津村 宏臣 氏(同志社大学 准教授)
平田 勉 氏(真庭高校マイスターハイスクール CEO)
室 貴由輝 氏(岡山県教育庁 高校教育課高校魅力化推進室 室長)
コーディネーター:澁澤 寿一 氏(世田谷区 教育委員長職務代理)

【午後の部】
・講演 「子どもたちの将来に必要な教育と学校」
津村 宏臣氏(同志社大学 准教授)

・体験談&ディスカッション
杉原 利充 氏(オリジナルブランド「0867」)
日置 幸 氏(フリースクール育海 副代表)
田中 宏樹 氏(コウキシザーハンズ)
コーディネーター:坂ノ上 博史 氏(一般社団法人高梁川流域学校 代表理事)

プログラム

【午前の部】

時間 内容
09:30~10:00 受付
10:00 開会
10:00~10:45 講演「変わる教育現場~PBLの真髄」

合田 哲雄氏(文化庁 次長)

※講師はオンライン登壇となります

10:45~10:50 休憩
10:50~11:45 対談「教育現場の今」

津村 宏臣 氏(同志社大学 准教授)
平田 勉 氏(真庭高校マイスターハイスクール CEO)
室 貴由輝 氏(岡山県教育庁 高校教育課高校魅力化推進室 室長)

コーディネーター
澁澤 寿一 氏(世田谷区 教育委員長職務代理)

11:45~12:00 まとめ

合田 哲雄氏(文化庁 次長)
澁澤 寿一 氏(世田谷区 教育委員長職務代理)

12:00 閉会

【午後の部】

時間 内容
12:30~13:00 受付
13:00 開会
13:00~13:45 講演「子どもたちの将来に必要な教育と学校」

津村 宏臣 氏(同志社大学 准教授)

13:45~13:55 質疑応答
13:55~14:00 休憩
14:00~14:40 体験談&ディスカッション「多様な価値観で生きる若者」

杉原 利充 氏(オリジナルブランド「0867」)
日置 幸 氏(フリースクール育海副代表)
田中 宏樹 氏(コウキシザーハンズ)

コーディネーター
坂ノ上 博史 氏(一般社団法人高梁川流域学校 代表理事)

14:40~14:55 休憩
14:55~15:00 今後の高梁川流域学校の方向性について
坂ノ上 博史 氏(一般社団法人高梁川流域学校 代表理事)
15:00~15:30 写真撮影・事務連絡等
15:30 閉会

講師紹介

合田 哲雄 氏
70年生。92年文部省入省。福岡県教育庁高校教育課長、NSF(全米科学財団)フェロー、初等中等教育局教育課程課長、同局財務課長、内閣府・審議官等を経て22年9月から現職。兵庫教育大学客員教授、東北大学講師。単著に『学習指導要領の読み方・活かし方』、共著に『学校の未来はここから始まる』、『探究モードへの挑戦』。
津村 宏臣 氏
広島県呉市生まれ 大阪在住 49歳。同志社大学文化情報学部准教授兼文化遺産情報科学調査研究センターセンター長。株式会社SOCRAH代表取締役社長(地域創生、文化資源のDX化と社会資源化促進のベンチャー企業)真庭市政策アドバイザー(地域創生、文化資源の社会資源化、郷育プログラム構築を担当)京都大学コンソーシアムFD委員。
澁澤 寿一 氏
東京都在住 70歳。世田谷区教育委員長職務代理。NPO法人共存の森ネットワーク理事長。真庭なりわい塾塾長。高梁川流域学校顧問。農学博士。経済学者澁澤栄一氏曾孫。 行政・企業・NPOの協働で「聞き書き甲子園」を主催し、高校生と森や海で生きてきた人たちをつなげる事業や、真庭市の木質バイオマスを利用した地域づくりなど手がける。
平田 勉 氏
岡山県総社市在住 62歳。岡山県立真庭高等学校マイスターハイスクールCEO。備中「聞き書き」実行委員会代表。そうじゃ ぼっけえ造形の会スタッフ。元小学校教諭。在職中、児童と地域協働の中庭づくりを実践。総社に伝わる温羅伝説から、鬼をテーマに自作の脚本で学芸会や、総社芸術祭で市民参加の演劇を上演した。
室 貴由輝 氏
岡山県教育庁高校教育課高校魅力化推進室 室長。2000年に矢掛商業高校にて環境教育を始める。矢掛高校との統合時に、学校設定教科「環境」を開設。カリキュラム、教材作成を行い、「環境教育を入口にしたESD」を推進する。2010年に学校設定教科「やかげ学」を開設。矢掛中学校、岡山後楽館高校を経て、岡山県教育庁に入庁。高校と地域の連携や高校の魅力づくりを支援。
杉原 利充 氏
真庭市の市外局番をデザインコンセプトに掲げたオリジナルブランド「0867」を展開し、カルチャーにスポットを当てたコンテンツを発信し続けるなど県内外を問わず精力的に活動。
*0867HP
https://www.0867.jp/
日置 幸 氏
1994年生まれ、矢掛町出身。高校中退後、引きこもりに。教育者になる夢を叶えるため、通信制大学にて教員免許を取得。2018年若者の地域参画と離島振興を目指す「飛島ガーディアングループ」を設立。2021年フリースクール育海を設立。不登校児が島で暮らす離島留学をメインに運営。2022年度学習塾「結ゼミナール鴨方教室」を開校。
田中 宏樹 氏
笠岡市出身。金光学園高校(生物部)卒業、東京大学2年生。幼少期から自然に親しみ、中高時代はモクズガニ研究、岡山県自然保護センターボランティア、生物多様性ユースアンバサダー活動に励んだ。中1より切り紙作家コウキシザーハンズとしてカフェ、公民館、小学校などで生き物モチーフの切り紙教室を開催。趣味はピアノ演奏、スピッツ、茶道、料理、サッカーなど。
坂ノ上 博史 氏
1978年生まれ。倉敷市出身。早稲田大学第一文学部卒業。在学中よりSOHO&テレワークの調査研究と共同事業開発に取組み、経営コンサル会社取締役を経て、独立。300社を超える経営指導と30社を超える創業支援を担う一方、自らもサテライトオフィス『住吉町の家 分福』や、「高梁川流域学校」等のプロジェクトを手掛ける。一般社団法人高梁川流域学校代表理事。一般社団法人高梁川プレゼンターレ代表理事。一般社団法人MASC事務局長。

お申込み方法

①メール seminar@takahashigawa.or.jp
・ご氏名(ふりがな)※複数の場合は全員分
・電話番号
・ご住所
・ご所属(任意)
・受講希望日程
・受講方法(会場・オンライン)
をご記載の上、当運営へメールをご送信ください。
②Googleフォーム https://forms.gle/tBxmt1JtBWyNyPNg6

※お申込み〆切:5月12日(金)17時まで

チラシは こちら

注意事項(会場参加の場合の感染防止策について)

・必ずマスクを着用してください
・受付時に、非接触での検温を行い、37.5度以上の方は参加をご遠慮いただきます。
・入退室の際には必ずアルコール消毒をしてください。
・体調に不安のある方は当日キャンセルでも大丈夫ですので来場を控えてください。
・定期的に会場の換気を行います。
・会場内での食事はお控えください。

お問合せ先

一般社団法人高梁川流域学校 ​担当(山本・梶谷)
〒710-0046 倉敷市中央2丁目13-3住吉町の家分福
TEL:086-527-6248
メールアドレス:​seminar@takahashigawa.or.jp

主催:一般社団法人高梁川流域学校