シシ肉といえば、ぼたん鍋や大和煮が定番ですが、幅広い料理に美味しく活用できるのをご存じですか?
かつて私たちの貴重な食のひとつであった山の恵みを、様々な分野の料理人の手で、新メニューとして開発していただき新たな出会いをつくることで、再び食文化の中に取り入れ広めていこうという趣旨で、備中ジビエ料理コンテストを開催します。
新見市の猟師が仕留めたシシ肉を使った様々な料理を倉敷市内の飲食店を中心に期間限定でご提供します。一般に流通している養殖の食肉と違い、個体差があるジビエは、適切な処理とおいしさを引き出す料理法があってこそ、その個性を楽しむことができます。山、川、里、木の実や根などの大地の香りが溶け込んだジビエをその土地でいただくことの醍醐味を、この機会にぜひ堪能していただきたいと思います。
料理家。福岡県在住。福岡、東京、フランスで製菓と料理を学ぶ。
フランスを始めとする旅先で学んだ家庭料理や郷土料理の中に、その土地の暮らしが現れることに興味を持ち、畑、家庭菜園、摘み草、保存食作り、自家製発酵調味料などの研究と料理教室やワークショップでの実践を深める。
「どこからがいきもので、どこからがたべものなのか?」の疑問を持ち続け、2013年に狩猟免許取得。
2年間の記録を著した「料理家ハンターガール奮戦記」を朝日新聞出版より上梓。
薬草と摘み草、発酵を楽しく伝えるワークショップを全国で開催
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